「函館研修、楽しかったぞ!
―「歴史研究会」「時事問題を語る会」合同主催函館研修について― 」






国際情報専攻
 落合仁子

2910日、函館において、「歴史研究会」「時事問題を語る会」の合同研究会が行われました。その模様をお知らせします。

函館は、冬というのに、路面に雪がない状況が続いていました。

ところが、研修初日の29日は、雪模様。銀世界に一変した函館に、参加者の皆さんは、感激されたようです。乾先生は、早速、東急ハンズで購入された滑り止めを靴にかぶせて、万全の準備です。喫茶店で出されたお冷に、外岡さん、「水がうまい!」。旅への期待が膨らみます。

9日、午後からは、星さんの講演会『箱館戦争と幕府軍艦開陽丸』を開催しました。

受付担当してくださった菊池さん、安田さんは、来場者一人一人に丁寧に応対。にこやかな青年二人に出迎えられ、来場者も、嬉しそうです。会場設営は、45分という短い時間しかありません。斎藤さんは、長身を活かして、幕を張ります。村上さんは、わざわざ東京からビデオを持参し、撮影準備です。山本さんは、フットワーク軽く、椅子の設営を次々に行って下さいます。金長さんは、椅子設置が終わると、会場入り口で、来場者に笑顔で応対です。ようやく設置が終わったと思ったら、幕に書かれてあった「開陽丸」が「開洋丸」になっていることに気が付き、大慌て!借りていた会場のスタッフに、急遽作り直してもらい、事なきを得ました。

講演会は、90席満席でした。歴史研究会事務局長として、村上さんの堂々たる挨拶から始まります。講演は、素晴らしいものでした。歴史作家、星さんの幕末の歴史見解は、歴史ファンを魅了します。院生の一人、三宅さんは、相槌打ちながら、聞いていました。講演後、販売した星さんの著書40冊は、見事に完売。サインする手を休める間もありません。また、近藤先生が日大大学院のPRも兼ねたご挨拶をしてくださり、会場外で配った大学案内も、多くの方が持っていかれました。

その後、大学院の今後への期待についての討論。

そして、五十嵐先生から、地方債の格付け等の地域経済に関する貴重な講義がありました。

北海道と大阪は、タイヘンなんだ、という先生のご説明に、北海道の私と、大阪在住安田さんは、心配顔。

講演会場となった芸術ホールを見学してから、旅館入りし、夜は大宴会となりました。

ケガニ、イカサシの北の幸に舌鼓、今回ご参加頂けなかった情野さんがお送りくださった鹿児島の焼酎に、つい手が伸びます。講演会の話、近況報告、国際紛争についての堅い話があったりで話が尽きません。近藤先生と乾先生から、修士論文の話となり、三期生にゲキが飛ぶと、話題を変えようと焦ってみたりします。露天風呂で、庭に雪が降り積もるのを眺めつつ、ゆっくりと身体を温めました。

次の日は、旧函館区公会堂、ハリストス正教会、八幡坂を見学しました。

ロシア正教の十字架には、十字架の下に足を乗せる台がもう一本あるんですよ、とガイドから説明され、ア、ほんとだ、と皆、感心するばかり。和洋折衷の伝統的建造物を見て、国際融合文化学会で融合を推進する菊池さんは、大きくうなずいていました。

最後は、五島軒で、カレーの昼食です。星さんと私は、辛口のイギリスカレーを頼んだのですが、これが、ゲキカラ!カレーは、噛むんじゃない、飲み込んで胃で楽しむんだ、と

滅茶苦茶なことを言う星さんでしたが、ルーは、半分も残していました。やっぱり辛かったんだよ、と星さんのご友人、高橋さんが笑いました。

楽しいひと時は、あっという間に過ぎてしまい、落合さんありがとう、とお礼を言ってくださりながら、皆さん、函館を後にされました。1月は、この研修会の準備に追われ、毎日が忙しかったのですが、皆さんが笑顔で帰られて、嬉しくなりました。でも、皆さんが帰られてしまって、なんだか、少し寂しい気分です。

そういえば、年内に、もう一度、地方で勉強会を開きたいと近藤先生がおっしゃっていました。様々なサークルが立ち上げとなり、地方勉強会が増えるでしょう。215日には、行政研究会が三重県県庁を訪問し、立ち上げの総会を開きました。そんな地方勉強会が増えて、私も参加することが出来ればと思いました。また、皆さんにお会いできる日が近いことを願うばかりです。ご参加頂いた皆様、遠方から、来てくださり、本当にありがとうございました。