国際情報専攻 佐藤友厚

「総合雑誌は永遠に不滅です。」

 討論の中で総合雑誌の定義が論じられた。本を媒体にしたものだけを言うのか。辞
書等に見られる電子化されたものも指すのか。私は電子化されたものも含むと解釈す
る。その理由はほぼ百%の確率で本も電子化されたものも同じ文章、図画が掲載され
るからである。
 テレビあるいはインターネットの普及により総合雑誌は不要との意見もある。しか
しながら、テレビ等の記事は総合雑誌にヒントを得ていることは否定できない。テレ
ビを見て視聴者が判断すれば総合雑誌はいらないとの意見もある。しかしながらテレ
ビには一面的な映像を見せて視聴者を誘導する危険性、大衆に迎合する意見だけを流
す危険性がある。そういう点においてペンを預かる者が推敲をし主張する総合雑誌は
何と素晴らしいものであろうか。その読者層も広がりを見せていると言われている。
刹那のメディアの快楽に溺れることなく知性の結集である総合雑誌を発展させようで
はないか。