国際情報専攻 落合仁子

「新たなるメディアの台頭(雑誌無用論)」

 第二次世界大戦後直後において、総合雑誌は、世論を動かす源であった。雑誌は、日本の知識人階層の意見を知り得るものであり、その論調が日本の政治を動かしてきた。半世紀過ぎた今、総合雑誌の役目は変容している。 

 新たなるメディアとして、テレビ、インターネット等の媒体登場に、以前総合雑誌が果たしてきた役割を他メディアが担うようになった。特に映像を重視するテレビからの情報源は、理解にたやすい。

 ニーズの多様性もある。年代による考えの違い、情報の多様化から、総合性よりも専門性を重視される時代に変化している。

 対米テロの反戦メールがチェーンメールで送信され、新たなるメディアとして活用されていることを報じられた。インターネットの利用には、規則確立の必要があるが、活字活用という同一の点で、雑誌というメディアを追い抜くだろう。