国際情報専攻 亀田 満

「今こそ、総合雑誌を読まなければならない。」

世の中は、情報化社会である。様々な情報が氾濫し、我々が求める情報は、多くの情報媒体を通じて、苦労することなく、入手することが可能である。しかし、巷にあふれる情報は、果たして、偏りがなく正確なのか。また、どのような根拠に基づいているのか。

たしかに、新聞、テレビ、インターネットなどの媒体でも、多くの情報を表面的には取得することができる。しかし、情報の本質を見極めるためには、その背景や違った側面からの検証、更には、新聞やテレビが取り上げなかった部分にまで踏み込む必要がある。このためには、総合雑誌による横断的な検証が不可欠なのである。

今の世の中は、まじめにこつこつと打ち込むことがダサいという風潮がある。このような時代だからこそ、真剣に取組む姿勢やまじめな思考が求められるのである。

したがって、社会には、総合雑誌による知的情報の提供が、必要なのである。