国際情報専攻 藤森厚

中国にとって望ましき米国

「アメリカの世界標準」

例えば、環境問題を考えてみよう。『京都議定書』を何故批准しないのか。米国はそれを批准してしまうと国内経済に与える影響が大きいからである。環境保護に対する投資は企業にとってかなりの負担だからである。

 しかし、環境は一国のエゴによって動かされるものでなく、地球的規模で考えなければいけない問題である。

我々中国はWTOに加盟し、世界のルールに従った貿易を行おうとしている。米国は自国のスタンダードを主張するのでなく、グローバルスタンダードに早く目覚めるべきである。


米国にとって望ましき中国

「もっと門戸を開けよ」

中国は広大な領土と、12億の人口を持った国である。また、昨今は『世界の工場』になろうとしている。

中国は安い労働賃金と多くの人民を使って、工業製品をより安く世界に提供している。先進国は中国へ低賃金を求め工場を移転し、そして技術まで移転してしまった。その結果、 知的所有権を無視した安い製品がマーケットに進出し、逆に脅威となってしまったのだ。

中国は外から見えない国である。ソ連邦を始め社会主義国が崩壊している中で、唯一経済成長を遂げている不思議な社会主義国である。むしろ資本主義国なのかもしれない。

私達は中国に言いたい。『もっと門戸を開けよ』、そして今、何を考えているのか明らかにせよ。世界の一員として貢献して行くのなら公正な競争を行うべきである。何故なら、もはや中国は『経済大国』だからである。