院生交遊録
「歴史研究会」
国際情報専攻 情野瑞穂 |
<歴史研究会発足までの経緯>
歴史研究会は、人間科学専攻1期生で、歴史研究家の那須義定氏が、「普段、院生同士が顔を合わせる機会があまりないため、専攻や学年の枠を超えて親睦を図りたい」と、呼びかけたところから始まりました。その呼びかけは昨年秋頃より始まり、スクーリング時の口コミ等で広がってゆき、今年の2月24日、新潟県湯之谷村の大湯温泉村上屋旅館を会場にした発会式へと繋がっていきました。
<発会式の模様>
式は、1泊2日の温泉ツアーと相成りました。参加者は10名。日大の院生をはじめ、関西学院の院生、新潟の国際大学からは中国からの留学生も友情参加してくださいました。発起人である那須氏の出身が、地元新潟小出町というよしみで、高橋利勝小出町長もご参加、歓迎のご挨拶をいただきました。また、地元の歴史家磯部定治氏の『上田銀山』についてのご講演もいただきました。さすが地域の結束固し、発足会の模様は28日付けの新潟日報にも写真つきで掲載されました。
院生による研究発表も行なわれました。国際情報2期生でやはり歴史家の星亮一氏が『二つの明治維新』、那須氏が『日本の弓術』という題で発表しました。『二つの明治維新』については、今後の大学院公開講座でもまた発表されます。その際は是非、所沢校舎まで足をお運びくださいね。
さて、その日の夜は懇親会となりました。村上屋旅館(8階建てです)の屋上にある天上露天風呂につかり小雪のチラつく中、体を温めました。部屋でお酒を飲んでいると、大湯温泉スキー場のカーニバルで花火が打ち上げられました。一同大感激していると、今度はさらに松明滑降のスキーが始まり・・・ 本当にラッキーなスタートとなりました。
翌日25日は石川雲蝶の彫刻で有名な小出町の西福寺を見学。さらに会員のひとり、国際情報2期生の武田里子氏の勤務先である、大和町の国際大学を見学しました。雪深い季節で、せっかくの施設はどこも真っ白、しかも休日で内部もダメ。しかし、様々な資料や画面を使った説明をいただき、1時間ほど見学しました。国際大学は日本で初めての大学院大学として82年に開設され、当初より留学生を積極的に受け入れてきました。校内の公用語は英語。授業も、掲示板等も英語です。学生自治会は、全ての学生が同じ条件で選挙で選ばれ、現会長はインドネシア人だそうです。英語によるMBAプログラムとして文部科学省から認可を受けている唯一の2年制修士課程ということで、校内には少し違った雰囲気が漂っていました。
その後は、越後の名酒「八海山」の蔵元が経営する八海山泉地ビール苑で昼食を食べ、と盛りだくさんの内容。温泉・酒好きが集まった当会にふさわしい(!?)出発となりました。
発会にあたり、運営についての取り決めもなされました。会長に那須氏、事務局長には国際情報2期生の村上恒夫氏を選び、年2回の会合を開き、お互いの親睦を深めることを決めました。役員の任期は2年です。
国際大学の中国からの留学生、梁さんからのコメント。言葉の問題があって講演の方はいまひとつピンときませんでしたが、おしゃべりがとっても弾んで楽しかった。
いろんな背景をもった人たちの集まりは、話が尽きないものですね。講演をしてくださった磯部氏とも、今後はお互いが幹事になって日本全国を歩きたいものですね、というお話がでました。あちらこちらを訪ねて、その場所の歴史を垣間見る。ついでに(?)、おいしい地元の料理を食し、酒を飲む。院生同士の親睦がはかられる。なんだかとってもステキですね。
<ここで皆さまにお知らせです>
ちょっと前にもディスカッション・ルームにて発表しましたが、6月17日(日)に、第2回会合が東京品川区の品川歴史館(館長でいらっしゃる1期生相見さんのご協力をいただきました)にて行われます。13時から16時半までで、いろいろ講演も予定しております。そしてその後は場所を移して・・・、何でもありです(!?)
既に、遠方新潟県にお住まいのお仲間からも参加表明いただき、少しずつ増えつつあります。ちょっとのぞきに行ってみようかなぁという方、お待ちしております。事務局の国際情報2期生情野(せいの:2000i14@gssc.nihon-u.ac.jp)までどうぞ。
場所は、JR・東急大井町駅から東急バス「池上行」または「蒲田行」で「鹿島神社前」下車徒歩1分、または、JR大森駅山王北口下車徒歩10分。ホームページの地図にてもご確認いただけます。
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