国際情報専攻 新谷 眞瑜

日本語の現状と将来

「日本語の現状と将来」

日本語の現状としては、文章に主語がない曖昧さ、カタカナ言葉の氾濫、若者言葉による世代ギャップ、敬語の乱れ、当て字等が目に余るものがある。その原因は、本や新聞を読まなくなった事が上げられる。さすがは、大学受験用の本には目を通すが、全て現在と掛け離れた古文、漢文であり、読解力を養う為の学課である。漢和辞典、国語辞典を引く必要がなくなり、ワープロ、パソコンでローマ字入力し、変換すれば、すぐに出力出来る。又、携帯用でローマ字入力さえすれば、国語/漢和/英和/和英がそれぞれ出力小型機もある.将来としては、自分の声で、英文にも、日本語にも翻訳され、形式化された文章が出来上がって来るだろう。しかしその文章としては、その人が持っている心情、感情がなく、相手に共感を与える文章にはならないであろう。文章には、人夫々が持っている独特の表現力がある。人と深く交わる為には、文の形式よりも心である。