国際情報専攻 村上 恒夫
日本・日本人のここが変わった
「「語るべきものを語らぬものたち」」
「トイレットペーパーが無くなる!」それが今でも残るオイルショックの記憶だ。日本が戦後、全国民が一丸となってがんばった時代、「高度経済成長」の終わりにしては、実になさけない幕引きだった。
それからの四半世紀、日本は経済成長の達成感を全国民が味わい酔いしれた。そして、酔いが覚めたときに次なる目標を探したが、目標が定まらず、彷徨人となってしまった。
小学生の時、自分は大学に入って「ゲバ棒」を持って警官隊と戦う事を夢見ていた。そして、その夢は本当に夢のかなたへ消えていった。兄たちは、私に夢だけを語り、その夢の実現方法を誤り、次世代に引き継ぐべき何かを葬った。
豊かになったが目標を失った親、夢と目標を持ったが敗れた兄、どちらも口を閉ざした。私は音が聞こえぬ暗闇を、不安に駆られ安定を求める。1998年保守支持率34%以上。
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