国際情報専攻 三浦 悟

日本語の現状と将来

「会話ではない、eメール」

先輩から「言葉は哲学だ!」と詰問されました。長女からは「おとうさんは何を言っているかわからない!」と反論されました。

実はこれ、eメールの返信の返信です。

私はメールをもらうと、出来るだけ早めに返信することにしています。

先輩の詰問の原因は、彼のメールに対して日頃からの思いも込めた反論をごく簡潔に文章化したのは良かったが、受け手にはきつい言葉になっていました。娘には彼女が取り組んでいる研究に対する意見を送ったのですが、酔いのまわった頭で気軽に書き、意味不明になったり冗長であったりしたためです。

eメールが普及し、会話と同じ気分で文字が行き交っています。つい相手が誰か、目的は何かを忘れて私のような失敗をしていないでしょうか。

伝達の手段が変わっても日本語の持つ心は変わらないと考えます。正しく、わかり易く美しい日本語で意思を伝えたいものです。